実は頭鍼は何種類もあってそれぞれ特徴があります。図は中国からおそらく初めて紹介された頭鍼です。
この頭鍼は個人的に想い出が深いものがあります。今は亡き母が70代で或る晩、脳梗塞を患い右半身に力が入らず、お箸も持てなく立ち上がることも歩行もできない状態になりました。
必死で毎日頭に鍼を刺して通電していました。
病院の先生の話だと車いす生活だといわれていましたが、徐々に回復して毎日5Km杖無しで歩けるようになりました。お箸も持てるようになりました。字も書けるようになりました。多少後遺症が残りましたが日常生活にそれほど不自由なくなりました。
母が「お前がこれを知っていてくれたおかげで 助かった。」とよく、話してくれました。