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パーソナリティーの障害って何んだろう(2)


厚生労働省のサイトに次のように分類されていました。(アメリカ精神医学会の診断基準)

10のパーソナリティー障害が3群(A群B群C群)に大別されています。

A群についてもう少しだけ説明を加えますと、

A群(奇妙で風変わりなタイプ)

1)妄想性パーソナリティ障害 (広範な不信感や猜疑心が特徴)

2)統合失調質パーソナリティ障害 (非社交的で他者への関心が乏しいことが特徴)

3)統合失調型パーソナリティ障害* (会話が風変わりで感情の幅が狭く、しばしば適切さを欠くことが特徴)

1)は過度の疑い深さ、不信感、対人関係上の過敏性、特に他人に利用されるということに対しての攻撃性や不安が高まる。人間関係全般にわたって猜疑心や不信をもっている状況 他人を信頼することができないので、疑い深く、緊張が高く、周囲から冷たい人ととらえられることがあります。不信感が強いためにパートナーや恋人を根拠もなく疑って妄想的嫉妬心を抱くことがあります。自分自身が疑い深く、自信がないので、特に他人に利用されるのではないかと思い、自分の権利や自分の存在価値を非常に意識しますから、そこのところが脅かされそうになると非常に強く攻撃的になる。

結果として例えば訴訟を繰り返すことになる。

2)は対人関係に無関心で、情緒的体験や表現に深みを欠く、他者と距離をとり、関わろうとしない。

対人関係において感情表現が小さく、内向的です。社会的引きこもり傾向、親密な関係をそもそもつくらない、一人でいることの方をむしろ好んでいます。喜びや怒りに強い表現をなされない。強い表現をされないため周囲からは冷たい人、感情が欠如しているのではないかと見られがち

3)は2)と名前が似ていますが、対人関係の欠如、奇妙な観念・外観・行動、会話が風変わりで感情の幅が狭く、しばしば適切さに欠くことが特徴です。親密な関係を避けるので親密な関係は築けない、他者からみると風変わりに見える、個性的にも見える。

*印はICD-10にないもの

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