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パーソナリティーの分類(2)


パーソナリティーの分類で前回は類型論でしたので、今回は特性論です。

今回の特性論は少し当院が施術しているストレスリリースと少し関係のありそうな話題があるかもしれません。

特性とは人の特徴を細かく分類したものです。

特性論とは複数の特性が組み合わされてその人らしさが形成されます。表現に必要な特性を見つけ出し、その各々の特性の程度の組み合わせでその人らしさを表現します。

性格特性とは人間の個別的反応や行動から見いだされたものです。

有名な特性論の中で当院のストレスリリースの関連ありそうなところだけについていいますと。

オルポートの特性論(箇条書きで説明しますと。)

パーソナリティーとは環境への独自の適応を決定する個人内のダイナミックな心理的生理的体制と表現しました。

自己が統合されたものとしてパーソナリティーの位置づけられていると言っていました。

力動的全体として絶えず変化し成長し続けているものとして特徴づけられるとも言っていました。

個々の特徴のことではなく、より大きな個人の総体をしめすといっていました。

オルポートは個人特性(その人独自比較できない)と共有特性(誰にも共通の特性)に分類しました。

オルボートとオドバードの研究

ウエブスター新国際英英辞典からパーソナリティーに関する言葉を17953語を抽出しそれを分類しました。

そのうち個人の特性を示す中性的なことばが4504語 パーソナリティー表現全体の25%

全体で4つのカテゴリーに分類しました。

キャッテルの特性論

キャッテルはオルポートの収集した用語を修正し整理しなおしました。

意味がよく似た言葉、反対の言葉をグループ化 171の単語対(明るい、暗い)

単語対についてアンケートをして関係の深い単語35対をまとめる。16名1組13グループ(208名)を相互評定

12因子を抽出(12の根源特性)その後16のパーソナリティー特性 16PF人格検査を開発(現在も利用されている。)

独自特性 個人に特有

共通特性 全ての人に程度に違いがあっても持っている特性

表面特性 外から見ることができる特性

根源特性 表面特性の背後にある見ることができない特性

キャッテルの特性分類構造は複雑ですので省きます。

当院のストレスリリースでは単語対を検査と施術に使用しています。

その他の有名な特性論はアイゼンクの性格理論、ビックファイブ理論、クロニンジャーの7次元モデル(黒忍者ではありませんが覚えやすい名ですね。)

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