当院の30年ぐらい前の昔のカルテが部屋の整理中に見つかりました。とても懐かしいです。
これは、良導絡といって全身の経絡を調整する方法です。私が開業当時30年ぐらい前、他院と違う施術ということで、コンピュータを使用する施術を導入しました。コンピュータでデータ処理をして、体の経絡バランス調整するツボを統計分析で選択するシステムです。手足左右24箇所を測定して経絡の異常を瞬時でわかるという画期的なものでした。しかしながら、当時、特に京都では、新しいものを受け入れない傾向があって途中でむなしくなって終了した苦い思い出があります。新しいことは必ずしも人に受け入れらとは限らないとつくづく思い知りました。今も国内、海外でもこの手のソフトがあるそうですが、当時はハードとソフト込みで200万円前後で売られていたと思います。高くて手に入らなかったので当時1か月ほど自分でプログラミングして同様のものをつくったのが上のカルテです。
自分でいうのもお恥ずかしいのですが、本格的で売れるソフトです。その当時カラープリンタは高価だったので単色のインパクトプリンタです。写真は画面をそのままモノクロ印字したものです。実際の画面はカラーでもっと分かり易く表示されています。著作権があるので当然実際は売れません。当時8ビットPCですが3画面のWindowができるマルチタスクPCで80万円ぐらいしました。