写真は当院でよくやっているFrontal-occipital(F/O)holdingです。
この手技は視覚認識システムを刺激し、視覚的な過去の記憶にアクセスし、新しい可能性を検討できるようにします。 また、前頭葉と後頭葉をつなぎ、身体を戦闘/逃走反応から解放します。 また、恐怖に関連する神経血管反射点(および腎経絡)も手で保持しています。
この手技を知らなくても精神的に疲れると自然に手をひたいに当てられ方も多いと思います。
前頭部の手は戦闘/逃走反応などの症状にも用いられています。
戦闘/逃走反応とは、例えば人がライオンに襲われたとき、戦うか、逃げるか状態になり、
交感神経が興奮し、恐怖と不安感が襲ってきます。とても冷静に対応できません。
前頭部に手を添えることで
前頭部の血流をよくし前頭葉の機能回復しているわけです。
また後頭部の手の場合も
恐怖を感じられ方の中には自然に後頭部に手を置かれる方もおられます。
人間のストレス回避の療法は自然な仕草からきたかもしれません。
後頭部は恐怖、不安に関係します。
前後の脳の接続もよくするので両方同時に手を当てるのがFrontal-occipital(F/O)holdingです。
もし家でされるときは額に強く力を加えないで触る程度にしてください。
頭部に外傷など問題がある場合セルフでやらないでください。
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