私の家族には『もふもふの老犬』がいます。
この話の主役です。
家族の誰かが辛い思いをするとこの愛犬はこちらの辛い気持ちを感じ取って優しく慰めてくれます。
半面、可愛いもふもふですがうるさい番犬です。家族に対しても時々すごく怖くて私もよく噛まれていました。
小さい時は骨折など病気がちでした。
今2023年11月で16.5歳です。
2023年10月頃
2か月ほど前から、1週間に2、3回愛犬は突然バッタリと倒れます。
ある日あまりによく愛犬が倒れるので獣医さんに緊急で深夜に診てもらったら
癲癇(てんかん)だといわれました。
日に日に食事もとらなくなって衰弱してきました。
転倒後、時々手足も痙攣していました。
愛犬の衰弱で
愛犬の散歩も1年前なら1日3回だったのが1日1回になってしまいました。
それから数日ほどたち2023年11月4日(土曜日)妻から突然、職場に電話がかかり「愛犬の舌が腐っていて、今日か明日が山だ」と泣きじゃくっていました。
私は事の真意が今一つ良くわからず何が何だかわけが分からなくなってしまいました。
ただ茫然と受話器を持ち立ちすくんでいました。
妻の話によると愛犬が水もドッグフードも一切食べないので獣医さんにかかったところ、愛犬の舌が壊死して、危険な状態で今日明日にも血塊が愛犬の呼吸中枢に入って呼吸困難で死ぬだろうといわれた。
舌の壊死の為、獣医さんに愛犬は抗生剤の点滴していただきました。
愛犬の腎臓の機能低下で舌が壊死したのではないかと言われました。
余命が今日かもしれない、愛犬の健康状態は改善しないので
翌日もう一度獣医さんにお世話になろうと予約しました。
予約日(11月5日(日曜日))獣医さんへ車で行く途中、車中で愛犬は苦しがってもがいていました。
病院に到着10分前に心肺停止になりました。11月4日(土曜日)の獣医さんが予想していた通り愛犬は心肺停止しました。
動物病院に到着すると直ちに愛犬は応急処置していただきました。
到着後15分ほどで先生から家族に診察室に入るようにいわれました。
愛犬は心肺停止が回復して生き返りました。
愛犬は口まわりなどに機材を取り付けられていました。
愛犬は目に涙を浮かべて苦しそうでした。
日曜日(11月5日)の獣医さんは土曜日(11月4日)の獣医さんとは違う方が担当でした。
獣医さんは一緒に来た私たち家族を呼んで相談を受けました。
入院しても1日、良くて2日ぐらいしか持たないだろう。月曜日の朝にはなくなっているかもしれません。愛犬を死んだ状態で渡すのが気の毒だから、家に連れて帰るか、安楽死もある、
生きているうちに家に連れて帰ってみんなで思い出を語りあった方がよいといわれました。
血液検査も赤血球が正常値の1/10以下、腎臓、肝臓もほとんど機能していない、心臓の脈もかなり悪いようです。
データだけだともう死んでいる状態だといわれました。
可愛そうなので家に連れて帰りました。
生きている間に急いで質素なお別れ会をすることにしました、家族が順番に抱きしめて思い出話をビデオに撮りました。みんな号泣していました。愛犬の目も潤んでいました。両足と首は力がなく垂れていました。お別れは刻刻と近づいていました。マットの上で真横になって目を細めてぐったりしています。両足も全く動いていません。もう2度と立ち上がれないのかと胸が絞めつけられる思いでした。先生の話だと両足の神経が麻痺しているから立ち上がるのは無理だと言われました。
最近まで一緒に散歩していたのに。
結局、土日に2人の獣医さんに愛犬との別れが今日か明日の朝にあるかもしれないといわれました。治療の施しようがない感じでした。
また心肺停止になったら鼻に注射してほしいと薬をいただきました。
家族は心肺停止になってもかわいそうなので、鼻に注射できないといっていました。
これからどうなるのでしょうか?
つづく
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