top of page

感情とは


ストレス・リリースで感情を取り扱います。感情については現代の心理学・医学のとらえ方と東洋医学とではとらえ方が違います。感情とは情動、気分、情操、情念、感性、感情を指します。感情とは快不快のイメージの心の状態と表出です。

現代的な感情論を取り上げました。簡略に書きすぎて意味がかえって解りにくいかも知れません。

古典的な感情論 

ヴントの説(快と不快、覚醒と鎮静、緊張と弛緩の3つの次元)

情動の末梢起源説 ヒトは泣くから悲しい、情動は血管運動に還元

感情の中枢起源説 情動の末梢起源説の否定 大脳新皮質よって抑制された視床が、感覚刺激で活性化したものが情動 交感神経系と内分泌系ホルモン 逃走反応

シャクター・シンガーの情動2要因説 覚醒の認知的解釈が情動を生じさせる

現代の感情論

基本感情説 情動(喜び、悲しみ、怒り、恐怖、驚き、嫌悪)の6種類それらを実現する神経プログラムが生まれつきヒトに備わっています。エクマンは文化の違いに関係なく人は6種類の情動に顔の表情筋を見て解読できるといった。(少しこの説は古く当時より指示されていない感じがします。人は他人の顔の表情から情動を特定できません。ラッセル 感情は快不快と活性不活性 に還元できます。情動には認知評価システムが脳内に実在し認知評価理論を支持する科学的根拠はない。ガードナー)

情動の認知評価理論 基本情動が成立する過程は、刺激や状況に情動専用の認知評価メカニズムが介在(シェーラー)

コア・アフェクト理論 感情は「快と不快」である。 感情の核心成分であるコア・アフェクトである。(ラッセル) コア・アフェクトは神経生理学的状態で不快時には眼窩前頭皮質内側部の下面が活性化、快時には眼窩前頭皮質の上面が活性化します。コア・アフェクトは、気分や情動に意識されるシンプルで原始的な感情である。

心理学的構成理論 コア・アフェクトとは、外界から入力(刺激)される感覚情報と体内からの身体内臓情報によって生じる神経生物学的反応です。コア・アフェクトと感覚、知覚、認知機能の相互作用を解れば感情を説明できます。情動に認知評価システムと中枢神経回路の存在は必要しない。

感情喚起に関する脳部位

扁桃体を含む大脳辺縁系

視床下部(自律神経系や内分泌系の変化)

主な現代感情理論を並べてみました。東洋医学の感情とかなり違いがあります。また東洋医学の感情を特集したいと思います。

閲覧数:531回

最新記事

すべて表示
bottom of page