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カウセリングで患者さんのことをなぜ日本ではクライエントと呼ぶのか


初めてクライエントの言葉を聞いてクライアントの間違いじゃないかと思ったことがあります。英語ではどちらもCLIENTです。

その当時PCの本をよく読んでいたのでサーバーとクライアントの関係なのかなと思っていました。サーバーがカウンセラーでクライエントはカウンセリングを受ける方なんだと思っていました。実際その考えは間違いではではないかもしれません。従来、医師と患者の立場の関係はサーバーと端末の関係でサーバーの方が立場が上だけれどサーバーとクライアントではクライアントがサービスを依頼するので

カウンセラーとそれを受ける方の立場が少し同じ視線になったわけです。要するにカウンセラーはそれを受ける方の身になってサービスを提供するわけです。日本のカウセリングで クライアントではなくクライエントという言葉が使用するようになったのはカール・ロジャーズの影響が大きかった思います。カール・ロジャーズのクライエント中心療法が日本で普及したのが原因だと思います。その当時クライアントでなくクライエントという言葉で普及したのかも知れません。この療法まではクライエントでなく患者さんだったと思います。カウンセリングといえばカール・ロジャーズのクライエント中心療法を指していた時代があったからだと思います。クライエントとカウセラーは同一の立場で患者を受け入れて患者の話を傾聴し患者の問題解決の気づきを患者自身に気づかせる方法だったと記憶しています。現在もその影響から患者さんでなくクライエントが心理カウンセリングで使用されています。家でも家族の方が特別アドバイスしなくて、同情でなく共感して話を聞いてあげるのも よいかも知れません。カール・ロジャーズの建設的なパーソナリティー変化が起こる6条件は有名ですがその中でもセラピーを受ける方をクライエントと呼ぶことにするといっています。建設的なパーソナリティー変化が起こる6条件ではセラピストとの統合と共感的理解、無条件の肯定的配慮が必要です。

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