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神経症って何だろう?


神経症といわれる人の傾向(心理学)

1)自分自身の要求に気付けない。

2)欲求を充足させるために、どのように環境(他人)に働きかけていいかわからない。

3)自分自身と環境(他人)との境界を識別し、維持することができません。

少し抽象的でわかりづらいかもしれません。

2)は自分の欲求を満たすための方法がわからないで、他人を操作(対人操作・マニピュレーション)させて代わりにやってもらうことを学習している人

3)特に神経症の方は自分自身と他人との境界があいまいで 神経症は自分と他人との境界の弁別できない。

境界識別の混乱させる4つの心理過程があります。

1)イントロジェクションintrojection

外界の価値観が同化されずに自分自身のものとして取り込まれてしまう。

例えば世間で一般的に言われていることが本当に自分が納得して受け入れたのでなくて感情、感覚を無視して何んの考えもなく丸呑みで受け入れてしまった場合

自分の内側に環境(他人)との境界をつくる。(他人の価値観などが自分の価値観の領域内に入り込んでいるため、自分の領域内に他人との境界ができる。本来なら自分の領域に他人のものがあるはずがないのだけれど)

 みんながそういうのだからそうなんだろう、自分が本当にそれを認めているかよくわからないまま勝手に他人の価値観などが自分の価値観などに押し込まれたり、入り込んでしまった状態です。こころが認めたわけでもないのに他人に乗っ取られた感じ。親から子供にこうしないとだめだとか親の言われた通り子供が納得もしないまま何にも考えないでそのとおりする。神経症の原因になります。

2)プロジェクションprojection

自己に端を発する感情、想像などを、外側(環境、他人)のものにする。

1)のイントロジェクションとは反対に自分の外側に境界をつくる

自分自身のことなのに自分の領域の外側に境界をつくる。本来の自分気持ちなのにわざわざあの人がこういっているのだと決めつけてしまう。相手に自分の考えや感情を擦り付ける。もともと自分自身の内側のものなのにあたかも外側にあるかのようにふるまう。他人のせいで自分が不幸だ。自分が本当は相手のことが大嫌いのだけれど相手が自分のことを嫌っているといったりする。都合の悪いものを自分以外の外に置いて境界をつくる人

3)コンフルーエンスconfluence

自分と外界との境界が感じとれない。または自分と外界が一つになった感じ

自分がなにもので他者はなにものかわからない状態

 セックスをしているときの一体感、母子の一体感、宗教の儀式の一体感これらが極端だと病気です。

子供の人格は母親の人格とは違うと認識できない母親

4)リトロフレクションretrofrection

自己のエネルギーを外に向けずに内側に向けて自己完結しようとする傾向

自分自身の中に境界をつくる傾向

自分に厳しく他人に助けを求めないで自分で解決しようとする。

相手が悪ければ、相手にエネルギーをむけて行動すればよいのに、なぜか自分が悪いからこうなったのだと自分自身にエネルギーを向ける傾向のある人

病気でもないけれどこの4つの傾向のある人は自分でコントロールできそうなら意識するのもよいかもしれません。

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