精神科医のフロイト(局所論)によりますと心は意識・前意識・無意識の3層になっているそうです。この3層は氷山によく例えられています。海面に出ている所が心の意識の部分です。意識は自覚できる意識です。氷山と同じで海面から下の部分が大きいです。前意識と無意識が海面の下にあります。
前意識は努力すれば何とか思い出される意識です。無意識は自覚できない・意識化できない部位です。
例えばすごくつらい・苦しい・ショック・爆発しそうな怒り・超恐怖体験をした場合(心的外傷(強い感情体験)) その心的外傷は最初は意識の層に存在します。しかしこれをずっと意識に置いておくと生活に支障をきたします。(例思い出すたびに腹立たしくなって不眠・仕事が集中できなくなったり、食欲不振になったり)そこで、心はこの心的外傷を無意識の層に沈めようとします。(抑圧)そしてこの心的外傷は無意識の層に移動します。この心的外傷は消失せずに無意識層に存在し続けます。何かのきっかけでその心的外傷が無意識の層から意識の層に浮かび上がろうとします。その時その心的外傷は一番最初の意識の層にあった状態でなく、形を変えて意識層に現れます。それは神経的な症状だったり、夢だったりします。同じではないのは無意識から意識に移動する時にこころの検閲が入り込むからです。だからその症状が心的外傷によるものか本人にはわからないこともあります。
話が思いっきり変わりますが精神分析に交流分析があります。自覚のない無意識を分析するのは大変です。交流分析では、意識には無意識の反映も一部含まれるとして意識のみで分析しようとするものです。
エゴグラムを検索してみてください。ネットでもいろいろでているので遊んでみられるのも おもしろいです。エゴグラムは3つの自我を5つの指標をみるようです。
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