パーソナリティーの障害って何んだろう(3)の続きです。
厚生労働省のサイトに次のように分類されていました。(アメリカ精神医学会の診断基準)
10のパーソナリティー障害が3群(A群B群C群)に大別されています。
前回のA群・B群の引き継ぎC群についてもう少しだけ説明を加えますと、
C群 (不安で内向的であることが特徴)
8)依存性パーソナリティ障害 (他者への過度の依存、孤独に耐えられないことが特徴)
9)強迫性パーソナリティ障害 (融通性がなく、一定の秩序を保つことへの固執(こだわり)が特徴)
10)回避性[不安性]パーソナリティ障害 (自己にまつわる不安や緊張が生じやすいことが特徴)
8)は自分に自信が持てず、他者に過度の依存(他者から面倒を見てもらいたい。他者に対して非常に服従的行動をとるのだけれども、その他者から見捨てられることに非常に不安がる。)、孤独に耐えられない。
9)は情緒的・行動的に柔軟性が乏しい、融通性がなく、一定の秩序を保つことへの固執(こだわり)、完全主義的(自分で何もかも完璧にしようとして、時間がかかりすぎて結局何もできなかったり、他人の意見を聞いたり、他人に仕事を任せることができなかったりする。それにより社会的に辛くなったりする。)、自分なりの方法を他人にも強要する傾向がある。
10)は他者と交流する社交場面における不安・緊張・他者からの否定的な評価(他者から拒絶されることに極端な感受性があります。そのために社会的に引きこもってしまう。)に対する恐怖、(社交的ではないのだけれど他者との社会的な関係を築きたいけれど臆病であったり、否定的な評価に対する恐怖であったりして、対人関係の不安であったり、恥ずかしいとかで社会に出ていけない)引きこもり、これらの恐怖による対人関係の回避行動
10のパーソナリティー障害があるのだけれど必ずしも1つのパーソナリティー障害が診断されるわけではなくて、A群、B群、C群のクラスターがありますが、このクラスター内の重複やクラスターを超えた重複もあります。
10のパーソナリティー障害についての内容を読むと自分もひょっとして病気なのかと思われるかたも多いかもしれません。パーソナリティーなのでどなたも多少その傾向があるのかも知れません。