腸の不調を整える!今日から始める過敏性腸症候群のセルフケア
- yamanehari777
- 6月18日
- 読了時間: 4分

過敏性腸症候群(IBS)は、ストレスや食生活が大きく関わるとされています。一人でもできる解消法はいくつかありますので、ご自身の症状や生活スタイルに合わせて試してみてください。
1. 食生活の見直し
食事は腸の調子に直接影響します。
低FODMAP食を試す: FODMAP(フォドマップ)とは、特定の糖質群のことで、これらを多く含む食品が過敏性腸症候群の症状を引き起こすことがあります。一時的に高FODMAP食を制限し、症状が改善するかどうかを試すのが有効です。
高FODMAP食(避けることを検討する食品の例): 小麦、玉ねぎ、にんにく、乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)、りんご、梨、きのこ類、豆類、特定の甘味料(ソルビトール、マンニトールなど)
低FODMAP食(推奨される食品の例): 米、肉、魚、卵、キュウリ、トマト、ニンジン、オレンジ、キウイフルーツなど。
注意点: 低FODMAP食は自己判断で長期間続けるのではなく、専門家の指導のもとで段階的に試すことが推奨されています。
規則正しい食事と暴飲暴食を避ける: 毎日決まった時間に食事を摂り、一度に大量に食べないようにしましょう。
刺激物を控える: 高脂肪食、カフェイン(コーヒーなど)、アルコール、香辛料などは腸を刺激しやすいため、控えめにすることが勧められます。
十分な水分補給: 特に便秘型の方は、水分を十分に摂ることで便が柔らかくなり、排便がスムーズになります。冷たい飲み物ではなく、常温や温かい飲み物が胃腸に負担をかけにくいです。
食物繊維の調整:
便秘型: 水溶性食物繊維(オートミール、りんご、海藻類など)を積極的に摂ると良いでしょう。
下痢型: 不溶性食物繊維(ごぼう、きのこなど)は腸を刺激することがあるため、控えるか少量にしましょう。
プロバイオティクス(善玉菌)の摂取: 腸内環境を整えるために、発酵食品(納豆、味噌など)やプロバイオティクスを含む食品を試してみるのも良いでしょう。
2. ストレス管理と生活習慣の改善
過敏性腸症候群はストレスと密接に関わっています。
十分な睡眠と休息: 睡眠不足や過労は自律神経の乱れにつながり、症状を悪化させる要因となります。毎日十分な睡眠をとり、体を休ませることを意識しましょう。
適度な運動: ウォーキング、ストレッチ、ヨガなど、体に負担の少ない軽い運動は、ストレス解消になり、腸の働きを整える効果も期待できます。特に朝の散歩は体内時計をリリセットし、腸の働きを促すのに良いとされています。
リラクゼーション法: 深呼吸、瞑想、自律訓練法、アロマテラピー、入浴などは、心身をリラックスさせ、ストレスを軽減するのに役立ちます。
腹式呼吸: 鼻からゆっくり息を吸い込みお腹を膨らませ、口からゆっくり息を吐き出しお腹をへこませる腹式呼吸は、手軽にできるリラックス方法です。
趣味や気分転換を見つける: 自分が楽しめることやリフレッシュできる時間を持つことで、ストレスを溜め込みにくくなります。
排便リズムを整える: 毎朝決まった時間にトイレに行く習慣をつけるなど、規則正しい排便習慣を心がけましょう。
3. その他
腹部のマッサージや温め: お腹を優しくマッサージしたり、温めたりすることで、腸の動きを整え、痛みや不快感を和らげることができます。
食事日記をつける: どんなものを食べたときに症状が出やすいか、ストレスを感じたときにどんな症状が出るかなどを記録することで、自分に合った対処法を見つけやすくなります。
これらのセルフケアを試しても症状が改善しない場合や、症状が悪化する場合は、消化器内科を受診し、医師に相談することをおすすめします。他の病気が隠れている可能性もありますので、適切な診断と治療を受けることが大切です。
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